2013.01.12
高齢になってくると骨折の心配が増えてきます
転んで股関節を骨折してしばらく入院している間にボケてしまった という話はよく聞きます。
歯科でも インプラントなどはある程度骨がしっかりしていないと インプラントが早期に脱落したり それ以前に手術が無理だったりするので 骨粗しょう症は歯科でも注目の疾病です。
この粗しょう症に対して 近年BP剤( ビスフォスフォネート剤)が広く使われるようになってきました。
昔ながらのビタミンDとかカルシウム剤よりよく効くそうです。
ところが このBP剤は 歯科の分野では 天敵のような薬です。
それは BP剤を服用している方が抜歯後に骨壊死を起こすことがごくまれにあるからです。
この骨壊死は 現時点では治療の方法がありません。
おまけのこのBP剤が体から抜けるスピードが極めて遅いのです。
血液が固まりにくくなるように使われている ワーファリンなどは 抜歯前の数日服用を止めれば充分抜歯は可能ですがBP剤に関しては年単位の休薬が必要です。
歯科では 抜歯で骨壊死がおこるかもしれない しかも治療法がないとなると BP剤を服用している患者さんの抜歯はこわくてできません。
そんないやな雰囲気の中 昨日FACEBOOKで教えていただいた情報です。
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「ミカン毎日4個で、骨粗しょう症リスク92%減」
読売新聞 1月7日(月) 配信
簡単に言えば みかんにふくまれるβ-クリプトキサンチン骨粗しょう症に効くかもしれないということらしいです。
β-クリプトキサンチンは他にビワや柿にも含まれてるようですがシーズンの長さから考えると やっぱりみかんですね。
みかん4こで 骨粗しょう症のBP剤を飲まずにすむと思えば こんな楽な話はないです。
こころあたりの方は お試しあれ。