妊娠7週頃に赤ちゃんの歯の芽がお母さんのおなかの中ででき始めます。 この時おなかの赤ちゃんは11mmぐらいの大きさに成長しており、妊娠3ヵ月~4ヵ月頃に永久歯の種になる永久歯胚もつくられ始めます。また、妊娠4~5ヵ月ころには石灰化といって歯が硬くなっていき、出産時にはハグキの中にはしっかりと乳歯が形作られ、永久歯の芽も植わっている状態になります。
つわりの時期が過ぎて痛みも引き歯磨きが無理なくできるようになったら、生まれてくる赤ちゃんのためにも歯医者さんに行き、お口の中の状態をチェックしてもらいましょう。出産後は育児や家事におわれて、歯医者さんへ行く時間を確保するのが難しいため、出産前にお口の中をキレイにしておくことで、生まれてくる赤ちゃんの虫歯を予防することができます。
虫歯菌の赤ちゃんへの感染は、他人の唾液を介して起こります。 ママや家族の方に虫歯菌がたくさんいると、赤ちゃんに感染しやすくなるので注意が必要です。
虫歯菌が生まれてくる赤ちゃんに虫歯菌が感染するのを防ぐためには、出産前にママを含む家族みんなの虫歯菌を減らすことがとても大切です。
歯周病は感染症の一種です。 赤ちゃんのいる子宮には、ママからたくさんの血液が送りこまれています。そのため妊娠中のママが歯周病だと病原菌が血液に含まれ胎盤を通して赤ちゃんに感染することがあるため注意が必要です。。
重い歯周病になると、歯のまわりの組織で起こった炎症により血液を通して炎症を引き起こした物質が徐々に全身に広がります。 それにより、子宮の収縮と子宮頚部の拡張を引き起し、早産になり易いと言われています。
歯科治療では局部麻酔を使います。 通常の麻酔量で妊娠中のママやおなかの赤ちゃんへ影響することはまずないと言っていいですが、出産が近い時期になると早産になる可能性もあるため、一度歯科医師に相談しましょう。 また麻酔で気分が悪くなったなどの体の異常が起きた経験がある方はその旨を必ず医師に伝えてください。
歯科用のX線撮影をママがやっても日常で浴びるX線よりも微量なため、赤ちゃんに直接あたることはないため心配いりません。
基本的には、お薬の処方はしませんが、逆にお薬を処方しないことでママや赤ちゃんに悪い影響がある場合は、体への影響が少ないお薬を処方いたします。
福岡市東区、和白・新宮・西戸崎にお住まいで、虫歯・歯周病治療、インプラントや矯正、ホワイトニングなどの審美治療をお考えの方は、和白駅徒歩10分、サトー食鮮館内にあるほほえみ歯科医院へ、お気軽にご連絡ください。